嶋中事件以降の中央公論の自粛は右翼からの直接的暴力ばかりでなく、「風流夢譚」に関して宮内庁からも抗議があったことが影響しているとも言われている。平凡社発刊の雑誌『平凡』で連載されていた小山いと子の「美智子さま」も、1963年(昭和38年)に宮内庁から私生活侵害として抗議があったことから打ち切りとなっている。1990年(平成2年)には、新聞各紙に掲載された秋篠宮夫妻の写真について、意図した記念写真ではないことを理由に宮内庁は掲載中止を求めている[4]。また、2005年(平成17年)紀宮清子内親王の結婚式報道において、宮内庁は警備上の理由などから上空取材の自粛を宮内庁記者会に要請した。NHKは警視庁が設定した飛行自粛要請区域の外側からの取材であるなら警備面での問題はないと考え、宮内庁の自粛要請の範囲外であるとして上空取材を行った。これに対して宮内庁はルールが守られなかったことを理由に、結婚式記者会見へのNHK記者の出席を事実上拒否する要請を行った。NHKはこの要請に従い、取材自粛に沿わなかったとして陳謝している。
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現在も、天皇制そのものを問うたり批判したりするような番組の製作はできず、“皇族モノ(春と秋の番組改編期 における『皇室スペシャル』など)は100点満点の讃美番組以外、作る事は憚られる雰囲気がある”とのこと(中奥宏『皇室報道と「敬語」』より、テレビ局現役職員からの聞き取りに基づく記述)。一部の新聞社では電子版紙面に専用コーナーを一つ設けて、皇室・皇族の日々の動きを追っている。